社員を大切にすることが組織の発展につながるとお考えの事業者さまへ。
Well-being(ウェルビーイング)を実現するという考え方
フィンランド国家認定ソーシャルワーカーである講師が行うSAIの研修・ワークショップは、切り口が少し違います。
ただ表層的に知識を与えるのではなく、当事者自らの根本的な変化や成長のために「今ここで働いている人の感情」および健康、個性や能力を尊重することをもっとも大切にしています。継続して行動し結果を得るのは当事者のみなさんだからです。
たとえば、「自分のwell-being(より良い、幸福な生き方)とは何か」「自分にとって働くこととは」「自分とチーム、組織とは」「自分たちはどこへ向かうのか」「自分が仲間や組織のためにできることはなんだろう」「組織が自分たちのためにできることは?」…
リラックスして対話できる安全な場所を作り、互いにこのような本質の問いかけに向き合うことから、参加者の方の心に寄り添いつつ、達成すべき場所を目指していただくのが大きな特色です。そんな、人を大切にし、それぞれ持つ力を活かすことが組織の発展にもつながる…
人も組織もWin-Winとなる「個と全を活かす」プロセスが、最終的には(講師などを呼ばなくても)自主的に為されることを目指し、今いる社員の方の力や意思を総合的に引き出し力づける、目標を設定しポジティブに実行できる癖をつける、病みにくい健康な組織に体質改善をしていく… well-being at the workplace(職場でのウェルビーイング)またはwell-being through work(仕事を通した人生のウェルビーイング)を継続的に実現していただくための、エンパワーメント型の研修です。
ほぼすべての研修でまず行われるのが、代表がフィンランドでの3年半の研究に基づき開発し、国内外で評価を得ている自社コミュニケーションカードツールCx3BOOSTER®シースリーブースターによる、「安全でフェアなコミュニケーションの状態作り」です。
特に日本では力関係がそのままコミュニケーションにもマイナス作用しがちですが、ふだんの癖や職級や年齢などの上下を問わず、チーム理論でいう理想的な「誰もが公平に話せる」状態を構築するため、せっかくの良い研修でも気が引けて自分の意見を言えない、遠慮してしまう、受け身になる、という非生産的な状態を逆転します。
当事者こそが課題解決のプロであり、必要な全てを持っている
このような仕掛けを複数用意し、自己表現を促進し多様性を奨励し、様々な意見や個性、自主参加性を引き出す、多様であり且つ集団として相乗的にまとめ上げることからメインの内容が始まりますので、最終的な効果、協働的創造力が大きく変わってきます。課題が組織の中にあるのならば、見方を変えれば解決のリソースもまた組織内にあると考えるため、「既にあるものを引き出す」ことを重視しています。
講師ももと会社員ですので、的外れな研修を受けさせられるつらさには覚えがあります。自戒も含め「こんな研修を受けたかった」という期待を超えられるよう、本質的な内容を重視しつつ、理論的であると同時にビジネスの面から見ても実践的で納得できる内容であることを心がけ、様々な文献や研究を参照し、常にアップデートしています。
とくに企業研修で留意しているのは、会社は社会の中で経営理念を実現するために存在する組織であり、社員はその継続と発展のために雇用されたプロ集団なので、決してただの仲良しグループではないということです。
各々が役割を自覚し、ミッションたる理念を通して社会に必要なものを提供する…プロとしてのチーム・組織・社会への貢献意識がイノベーションを産み、結果的に利益ややりがい、自己成長、自己実現などにもつながります。犠牲的になるのではなく、自身の選択や行動がいずれ価値や喜びに関係することを、前向きに自覚いただきたいと考えています。
参加者が主役。自ら考え、決断し、表現する
研修の進行方法は、フィンランドをはじめとする国内外での子どもから大人までの多文化の教師・講師経験を含め、10年以上をかけて蓄積した経験と知識から創る、生徒さん方のみならず保護者、教育のプロからも高い評価を得ている、問いかけ重視、参加者が主役のアクティブラーニング形式です。
ときに「えっ?こんなことをするの?」という意外なエクササイズもしながら、合理性⇔感性、論理 ⇔創造的思考、言語化+可視化、深さ+楽しさ…といったバランスのとれたアプローチ法で、五感を含め参加者の方の脳のあらゆる部分を刺激いたします。
特別に時間を作り、大切な社員の方々が目的のために会するせっかくの貴重な機会です。お任せいただきましたら、ただ座って聞くだけでは終わらない、学んで、自己表現をして、笑って、共感し、自ら考える、人と組織にとって価値と意義のある時間と空間を提供することを、心から努めさせていただきます。
プログラム内容は、固定プランの出張チームビルディングを除き、①~⑭までのご用意しているコンテンツを参照いただきながら、カウンセリングを通してご依頼主様のご希望に合わせたオーダーメイドで受注いたします。希望される内容によって回数や時間などご要望に応じ、場合によって、より高くニーズに応えられる提携のプロ講師、専門家をご紹介させていただくことも可能です。
*時間・内容とも広くご要望にお応えできますが、ご依頼主さまの目的が明確であるほど、より高い効果がみられます。
*英語もしくは日英両方による研修も可能です。料金などはお問い合わせください。
▼下記のいずれかにあてはまる場合は、お役に立てないかと思われますので、ご依頼をお勧めしておりません。
- ・研修では、参加者が自分(主催者)の思い通りに感じて動き、思い通りの結果になることを望む。
- ・社員は言われたことだけ行えばいいのであって、自分の頭で考えて動く必要はない。
- ・社員のやりがいや幸せと、仕事の質や生産性の高さには関わりがないと思う。
- ・楽しく学べる内容のことが、自分の組織の人間に役立つことはないはずだ。
- ・とりあえず毎年の予算を消化するための研修を探しており、変化などはとくに期待していない。
ご質問などございましたら、まずお気軽にお問い合わせくださいませ。
【2017年1月、仙台事務局がオープンしました】仙台エリア、宮城(一部)のクライアント様には、担当カウンセラー岩澤が状況やニーズを詳しく聞き取りいたします。その他地域につきましては以前通りおおばやしが承ります。